晩ご飯のはなしです。
実験を普通の時間に終えた今日、最寄り駅に到着したのは9時前。
実験日はいつも日付が変わってから帰宅することを思えば、今日はなんて早い帰宅!
そんなつまらないことにも、ちょっとだけ小躍りしたい衝動を抑えながら改札をぬけると、おなかがグーッ。
さて晩ご飯をどうしたものかと、ちょっと考えて、とんかつ新宿さぼてんでトンカツを買って帰ることにしました。
近所にあるのでちょくちょく利用します、新宿さぼてん。
ヒレカツと北海道コロッケがお気に入りで、弁当ではなく単品でよく購入します。
だた、食べ方がちょっと変わってると思います。
(1)トンカツをぶら下げて家に帰ったら、まずキャベツをたっぷり千切りにします。ピーラーを使ってお店の千切りもびっくりの細さに。
(2)カツを1.5㎝角ぐらいの細切れ状態にしてしまいます。
(3)千切りキャベツと細切れカツとご飯を一緒の皿にきれいに盛りつけます。このとき僕が使うのは楕円形のグラタン皿。真っ白の。
(4)新宿さぼてん特性トンカツソースをちょっと控えめに、でも全体にかけ、全部混ぜながらいただきます。(お好みですりゴマも振りかけてどうぞ。)
えー、って感じでしょ?
だってご飯とキャベツを混ぜるんですよ!
見た目には・・・なので、家で一人の時にしか食べませんが、味はとてもおいしいです。
カツ、キャベツ、ご飯、カツ、ご飯、キャベツ・・・と別々に食べるより、絶対混ぜた方がおいしいです。
そう、そこには混ぜるという行為によって初めて生まれるハーモニーがあるんです!!
ポイントはご飯よりはるかに多めに入れるキャベツ。
弁当についてくるような、申し訳程度の量ではおいしくないんです。
キャベツはこんもり山盛りぐらいがちょうどいいです。
でもキャベツが太いとダメ。
だからピーラーで細く、限りなく細くしてください。
騙されたと思って一度お試しあれ。
きっとおいしいと思ってくれるはず(笑)
実はこれ、今は亡き僕の祖母が好んでいたカツの食し方なんです。
明治生まれで4つの年号をまたいで生きた祖母は、90歳を過ぎても朝食は必ずパン、好物はピザやパスタというモダンな人でした。
もちろんヒレカツも大好き(なぜかロースカツじゃなかったなー)。
でも歯があまりよくありませんでしたから、細切れにするという発想になったのだと想像がつきます。
ところが、そこからどういう思考(それとも試行?)を経て、キャベツとご飯とカツを全部混ぜてソースで和えて食べるという独特の食べ方に辿り着いたかは、今となっては知りようがありません。
なんという名前で呼べばよいかすらわからない、この食べ方。
こんなふうにしてカツを食べるとき、僕は必ず祖母のことを思い出します。
悪びれもせず、かといって誇りもせず、形式より実質をとる斬新な食し方で淡々と好きなカツを堪能する祖母の姿。
ちょっと格好よかったと記憶しています。
品よく別々に食べるより、下品でもかき混ぜて食べた方が絶対おいしい。
凛とした孤高の生き方を貫くより、たとえ見た目に悪くて垢抜けなくても、無秩序なぐらい入り交じって一体となって生きた方がオイシイなんて、思ってみたりもしちゃったりなんかしてw
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