2009年2月17日火曜日

帰ってきました・・・

・・・出張から。

いままで全く縁がなかった国だったので、どんな感じになるかピンとこないまま出かけて行ったのですが、何を食べてもおいしかったし、移動もスムーズにいったし、リレーも上手くいったし(あっ、リレーっていうのは例えば日本語の発言を僕が英語に訳したのを聞いた別の通訳者が英語から別の言語に訳すことです)、クライアントさんには喜んでもらえたし、とにかく万事順調でホッとしました。

通訳をしていた会議にテレビ局の取材が入ったのであちらのニュースに出ちゃいました(って映っただけですけど)。テレビって実際より太く映るってよくいいますけど、あれホントですね。間違いない。(もともと太いですけどっ・・・涙)

おまけに会場で初めてであった現地人の通訳さんと二日目の仕事終わってから一緒に飲みに出かけて午前3時まで盛り上がったりして(お互い次の日も仕事だったんですけどねー、やっちまったなぁ!)、なかなか楽しかったです。

帰国した日は、部屋で一頻り疲れを癒した後、昔からの友達と2人で久しぶりにカラオケへ。ちょっと飲み過ぎた若者にトイレの前でハグ(!)されるというハプニング(はい、背中さすってあげましたよ・・・トホホ)もあったりなんかしつつ、ボックスを後にしたときにはやっぱり午前3時になっておりました(・・・なんでいっつも午前3時なんやろ?・・・うーん、それはね最近オールすると翌日に影響でるようになったから!)。生ビール10杯×2+フード(つまみ系)+延長に次ぐ延長で2万4千円。カラオケに2人で行ってそんなに金払ったことないような気がするんですけど・・・今まで。歌い放題プランに飲み放題つけとくんだった(笑)

で、昨日は(というか日付もう変わっちゃったから一昨日ですけど)非常勤で講師をしている大学で、今年度卒業の学生たちが会議通訳をする姿を見に(というか声を聞きに?)行ってきました。集中講義しかしていないので、なかなかみんなと会わないのですが、卒業を目前に、これまでの努力の集大成として同時通訳をする学生たちを見ていると、なんだかとても感慨深く、普段あまり会わない甥っ子や姪っ子たちの成長した姿を見て喜んでる叔父さん(ってまぁホントにオヤジですけどっ、何か?)「みんな大きくなったね」的感情に大きく心を揺さぶられました。

「笑われてなんぼ」の人生を生きている僕は、授業でもやっぱり「笑われてなんぼ」なので、その甲斐あって(?)「面白い」と通訳学校の授業アンケートにいつも書かれるのですが、その続きに「・・・けどパフォーマンスに対するツッコミが恐い」という評判で通っています。

でも大学ではどうしても笑われるだけのオヤジになってしまいます。(一部では「仏のムーチョ」なんて呼ばれたりして・・・ひょっとしてバカにされてんの?)

通訳学校は職業人養成機関ではあっても教育機関ではありません。でも大学は違います。研究機関であり教育機関です。

通訳学校では失敗はただの失敗。それ以上でも以下でもありません。そして「失敗=売り物にならない」のでどうしても厳しくなるんです。でも大学では失敗は学びのきっかけ。大きな教育的価値を持っています。

機関としての位置づけの違いで、両者の間では失敗の意味というか意義が異なるんです。

だから大学では失敗大歓迎!

僕自身も修論執筆中にPCがイカレてOSインストールし直すはめになったせいでファイルが壊れ最初から全部打ち直すという大惨事に見舞われてからは、大事なファイルは最低3重にバックアップとるようになったり。

口頭試問の主査と副査の先生方用に計3部、業者に頼んできれいに簡易製本してもらった論文の元データに校了前のファイルを使ってしまったおかげで、締め切りの日に自宅のプリンターから慌てて打ち出して(ホッチキスで留まらない厚さだったから)大型のドリルパンチで穿孔して2穴ファイルに綴じただけのお粗末な代物を提出期限の正午ギリギリに滑り込みで提出するハメになってからは、ファイルが複数になるときはファイル名に必ず連番や日付を入れて管理することを覚えたり。

他にも数々の失敗が・・・その数を自慢したいぐらい(笑)

人は自分の失敗から学ぶもんですよね。でも他人の失敗からはなかなか学べない(笑)だから失敗という経験をすること自体に意義があるんだと信じています。

って失敗についてこんなに書くと、学生たちがすごく失敗したみたいですけど、そんなことありません。よく健闘していました。もちろん「あれ?もっとできるはずなのにどうしたのかな?」と思った子もいましたから、非の打ち所がなかったわけではありませんけど。

でも通訳に完璧なんて、まずないのです。

プロでも。

自分で言うのもなんですが(自分で言わないとブログ上で文字にならないので敢えて言いますと)通訳学校では10年に一人の逸材と呼ばれ通学半年で異例のスピードデビューを果たした僕も6000時間を超える同時通訳経験のうち「今日はホントに完璧。オレってひょっとして天才?」と思ったのはそのうちたった4時間。あとは「笑いのタイミングが1秒ずれた」とか「あのとき、こう訳した方がよかったかなぁ」とか終わってから何かしら必ず反省。

とりあえず大事なのはやり遂げること。

それは同時通訳がジェットコースターみたいなもんだからです。いったん走り出したら自分だけ途中で降りる訳にはどうしてもいきません。だから一旦会議が始まったら何があってもどんなに無理をしてでも同時通訳を続けなければならないのです。これを仮に「ジェットコースター乗りこなし度」と呼ぶなら、そこには86点を、そして内容には84点をあげたいと思いました。どっちも「優」でしょ。

僕はもともと同時通訳には90点以上あげることがほとんど無いので、これはかなりの好成績。ちょっとホトケはいってるかな〜(笑)

で、どうして今日はこんなに通訳の話しになってるかというと、それは出張中に自宅に送付されていた通訳学校の試験(同時通訳を録音したもの)をこれから全部聞いて採点しなければならないからなんです・・・。

明日は、朝一で試験の評価を送り返して、午前中に本部校で入試問題の最終確認をして、COBで雑誌原稿の著者校正締め切り。

ああ、神よ明日僕に32時間ください!

・・・なんてブログ書いてるヒマがあるならさっさと仕事しろっ!!と自分で自分に突っ込みをいれたところで、採点やります。

ええ、頑張りますとも(泣)

2 件のコメント:

  1. 忙しいのに変なことお願いしてごめんね…。
    ごめんねと言わないでと言われそうなので、
    代わりにありがとうと言います。

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  2. 均一さん
    こちらこそ、ありがとう。
    ほんとうに、ありがとう。
    One word is all I need to say exactly how I feel.
    One word, a single word that's from the heart and keeps it real...
    --Elliott Yamin

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